俺は恋人に昇格できますか?
一目惚れ
4月、あたし 城戸 夏月(キド ナツキ)は、田代高校に入学した。
通っていた中学からは遠い高校だった為か 同じ中学だった奴や知り合いは居なかったが、
それなりにコミュ力はある方なので、友達は数人出来た。
友人なんて少なくて良い。
クラスの中心人物とかは好きじゃない。
あたしは、この学校に知り合いが来ないことを分かっていて わざと ここに入学した。
中学の時に仲良くかった奴とこれ以上一緒にいたくなかったからだ。
あたしは、中学の時 とても 派手だった。
クラスの中心のメンバーになって、他のクラスメイトをいいなりにさせて、
教師に反抗して、授業をサボって、
髪を金髪にして 、化粧をして、ピアスを付けて、
真夜中に中学生だけで出歩いて 、毎晩高校生や大学生にナンパされるのを待って、
そんな生活を繰り返していたが、受験の時期になり 色々あって 危機を感じて仲が良かったメンバーと縁を切った。
メンバーを抜けたあたしを怒らず、受験が終わったらまた俺に声をかけようと思っていてくれたみたいだが 、
縁を切り、この学校に受験したことが後ろめたくて みんなを避けてしまった。
彼女たちのことが嫌いだったわけではない。寧ろ好きな方だった。
だが. .それからというもの、彼女たちと連絡はとっていない。
今は、 規則的にはOKだが、目立つのは嫌なので黒髪に戻して ピアスも外している。
高校に入学して数日後、部活を決める時期がやってきた。
今日の放課後に先輩たちによる 部活紹介がある。
部活への入部は自由なので もし良い部活が無ければ 帰宅部にするつもりだ。
スポーツは嫌いじゃないし、美術部や 吹奏楽部など、文化部に入るのも悪くないと思う。
が、面倒くさがりのあたしには、部活は向いていないと思う。
それに、部のメンバーと力を合わせて協力とか、仲良くしたりとかもあまり好まない。
女子が入れる運動部は、バレー、バスケ、ソフトボール、卓球、テニス、陸上、くらいだろうか。
この高校は スポーツより文化面や学力に精を出しているので、運動部は少なめらしい。
...確かに他の部活といったら野球部やサッカー部しかない。
文化部は 英語研究部、料理部、裁縫部、吹奏楽部、軽音部、美術部、漫画研究部、映画研究部、と割りとたくさんそろっているのではないだろうか。
放課後になり、思わずため息をついてしまう。
「なに、夏月 部活嫌いなの?」
「うーん...嫌いとかじゃないけど、面倒だからな、誘われたりすると...」
「夏月 運動神経良さそうだもんねー。美人だし、マネージャーとかにも誘われちゃったりするんじゃない?」
「んー...どうだろうね」
と軽く笑って見せた。
と、新しく出来た友達の鳴宮 早紀(ナルミヤ サキ)は、軽い口調で言うが、俺にとっては本当に深刻な問題なのである。
中学時代、確かに早紀のいうとうり俺は運動神経は悪くない方で、色んな部の部長たちがみんな怖がりながらあたしに部活の助っ人を頼みに来ていた。
そうやって頼ってもらえるのは嬉しくて、何度も助っ人に行っていたが、やはり疲れるし、遊ぶ時間がなくなる。
それに、面倒くさがりの性格がわざわいし(?)、1つの部活をやるのさえ、大変なことに思えてしまうのだ。
「早紀は何の部活に入るの?」
「あたしは中学のときと一緒で、テニスやるんだ」
「テニスかぁ、中学のときと一緒だなんて、そんなにテニス好きなんだ」
「まあね。でも 才能ないから、高校でも活躍出来ないかも。
あー、あたしにも夏月みたいな運動能力があればなぁ...なんてね」と早紀は苦笑いしている。
これ以上の詮索は止めとこう...。
通っていた中学からは遠い高校だった為か 同じ中学だった奴や知り合いは居なかったが、
それなりにコミュ力はある方なので、友達は数人出来た。
友人なんて少なくて良い。
クラスの中心人物とかは好きじゃない。
あたしは、この学校に知り合いが来ないことを分かっていて わざと ここに入学した。
中学の時に仲良くかった奴とこれ以上一緒にいたくなかったからだ。
あたしは、中学の時 とても 派手だった。
クラスの中心のメンバーになって、他のクラスメイトをいいなりにさせて、
教師に反抗して、授業をサボって、
髪を金髪にして 、化粧をして、ピアスを付けて、
真夜中に中学生だけで出歩いて 、毎晩高校生や大学生にナンパされるのを待って、
そんな生活を繰り返していたが、受験の時期になり 色々あって 危機を感じて仲が良かったメンバーと縁を切った。
メンバーを抜けたあたしを怒らず、受験が終わったらまた俺に声をかけようと思っていてくれたみたいだが 、
縁を切り、この学校に受験したことが後ろめたくて みんなを避けてしまった。
彼女たちのことが嫌いだったわけではない。寧ろ好きな方だった。
だが. .それからというもの、彼女たちと連絡はとっていない。
今は、 規則的にはOKだが、目立つのは嫌なので黒髪に戻して ピアスも外している。
高校に入学して数日後、部活を決める時期がやってきた。
今日の放課後に先輩たちによる 部活紹介がある。
部活への入部は自由なので もし良い部活が無ければ 帰宅部にするつもりだ。
スポーツは嫌いじゃないし、美術部や 吹奏楽部など、文化部に入るのも悪くないと思う。
が、面倒くさがりのあたしには、部活は向いていないと思う。
それに、部のメンバーと力を合わせて協力とか、仲良くしたりとかもあまり好まない。
女子が入れる運動部は、バレー、バスケ、ソフトボール、卓球、テニス、陸上、くらいだろうか。
この高校は スポーツより文化面や学力に精を出しているので、運動部は少なめらしい。
...確かに他の部活といったら野球部やサッカー部しかない。
文化部は 英語研究部、料理部、裁縫部、吹奏楽部、軽音部、美術部、漫画研究部、映画研究部、と割りとたくさんそろっているのではないだろうか。
放課後になり、思わずため息をついてしまう。
「なに、夏月 部活嫌いなの?」
「うーん...嫌いとかじゃないけど、面倒だからな、誘われたりすると...」
「夏月 運動神経良さそうだもんねー。美人だし、マネージャーとかにも誘われちゃったりするんじゃない?」
「んー...どうだろうね」
と軽く笑って見せた。
と、新しく出来た友達の鳴宮 早紀(ナルミヤ サキ)は、軽い口調で言うが、俺にとっては本当に深刻な問題なのである。
中学時代、確かに早紀のいうとうり俺は運動神経は悪くない方で、色んな部の部長たちがみんな怖がりながらあたしに部活の助っ人を頼みに来ていた。
そうやって頼ってもらえるのは嬉しくて、何度も助っ人に行っていたが、やはり疲れるし、遊ぶ時間がなくなる。
それに、面倒くさがりの性格がわざわいし(?)、1つの部活をやるのさえ、大変なことに思えてしまうのだ。
「早紀は何の部活に入るの?」
「あたしは中学のときと一緒で、テニスやるんだ」
「テニスかぁ、中学のときと一緒だなんて、そんなにテニス好きなんだ」
「まあね。でも 才能ないから、高校でも活躍出来ないかも。
あー、あたしにも夏月みたいな運動能力があればなぁ...なんてね」と早紀は苦笑いしている。
これ以上の詮索は止めとこう...。