同じ空の下で


それに、涼介が毎日メールをくれるようになったことも、毎日が楽しい理由の一つ。


【おはよう。今日も1日がんばろうな。】

とか、

【今日、俺寝坊したから遅刻する。】


とかそういうメールをくれる。


初めて朝にこういうメールをもらった時は涼介との距離がやっと少し縮まったんだなぁ………って一人で感動したっけ。





そんな毎日を過ごしていたある日、洸流に


「飛騨クンに波瀬クンのメアド聞いてくれない?
飛騨クンにはあたしが波瀬クンのこと好きだってこと教えていいから。」



って頼まれた。



あたしはその日の放課後にさっそく涼介にメールしてみた。



【あたしの友達の洸流っと子が波瀬クンのことが好きでメアド教えてほしいんだって。教えてあげてくれない?】


一分もしないうちに返事が来た。

【いいよ!!】


って波瀬クンのメアドを教えてくれた。


いつもなら“!”マークなんて使わない涼介が“!”マーク使うなんて………これは何かあるかな。






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