同じ空の下で
涼介がそう言ってあたし達はカラオケに入った。
皆が2・3曲歌い終わったころ、涼介からメールが来た。
【2人きりにしてやろうぜ。】
【分かった。】
このメールが終わってすぐに涼介が席を立った。
「ちょっとトイレ行ってくるわ。」
「あたしも行く。」
うまく抜け出せたあたしたちは、そのまま近くのコンビニに行った。
「流綺達、今頃どうしてると思う?」
「さぁ??」
「実は店入ってから流綺に2人きりにしてやるからシナリオ考えとけってメールしたんだよ。」
「へぇ~~。さすが涼介。やること早いね。」
「まぁね~。」
「いつ戻るの?」
「ん?今日はもう戻んねぇよ。このまま2人でデート!!」