同じ空の下で






「前からずっと考えてたんだ。」


あたしは突然のことで頭の中が真っ白になった。



「1ヶ月後に出発する。」



「お前ふざけんなよ。なんで勝手に決めんだよ!!」



そう言い残して流綺は走って行った。



「何で?こっちの学校はどうするの?」



あたしは必死にひき止めようとした。



「昨日許可とった。」



でも、涼介はそんな質問も淡々と答えた。



あたしは、「もういい!!」って一言涼介にぶつけて家まで走り続けた。











< 29 / 36 >

この作品をシェア

pagetop