同じ空の下で
「前からずっと考えてたんだ。」
あたしは突然のことで頭の中が真っ白になった。
「1ヶ月後に出発する。」
「お前ふざけんなよ。なんで勝手に決めんだよ!!」
そう言い残して流綺は走って行った。
「何で?こっちの学校はどうするの?」
あたしは必死にひき止めようとした。
「昨日許可とった。」
でも、涼介はそんな質問も淡々と答えた。
あたしは、「もういい!!」って一言涼介にぶつけて家まで走り続けた。