同じ空の下で




ある、6月のこと。



あたしはいつものように洸流とお弁当を食べていた。





あたしは急にトイレに行きたくなっつ洸流に「トイレに行ってくる。」と伝えて席を立った。



トイレに行き終わって教室に戻ろうとしたとき………




ドンッ





誰かとぶつかった。



「いったぁい!!ちょっとあんたどこ見て歩いてんのよ。」


そう言って相手の顔を見たとき、、、ビックリした…。




相手は…………飛騨クンだった。



「あっ、ゴメン!!」



あたしは慌てて謝った。



「べつに、いいよ。」



彼はいつものクールな顔で言った。




「ほんとごめんなさい」



「いいって。………じゃぁな。」



そう言って飛騨クンは2‐Dの教室に入って行った。








「ねぇ~洸流~。飛騨クンってかっこよくない!?」






「えぇ~そうかな~。あたしは波瀬クンのほうがいいなぁ。」






「あたし飛騨クンのこと好きになっちゃったかもぉ~。」








「マヂで?……いいじゃん。応援するよ」








「ありがとっ♪」
















最初はほんの冗談だったのに………





なんであなたはあたしに優しくしたの?







…………ねぇ、どうして?






…………………教えてよ。










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