同じ空の下で
「あと10分だね」
「でも、もう行くよ。」
「うん。」
あたしは何か言わなくちゃって思って必死に言葉を探した。
でもやっぱり何も思い浮かばなくて。
だからあたしの涼介に対する思いを伝えた。
「涼介!あたしは涼介のことずーっと大好きだょ。」
そう伝えると涼介が走って来て抱き締めてくれた。
「俺だって負けないくらいお前の事大好きだょ。」
その言葉が嬉しくて
「うん。ずっーと待ってるから。」
って答えた。
「じゃ、行って来るね…」
「ばぃばぃ。」
涼介の後ろ姿が搭乗口のゲートへと消えて行った…。
あれから1週間が経った。