同じ空の下で
まだ涼介が居なくなったことが実感できなくてぼーっとしているあたしを洸琉達が毎日遊びに連れてってくれた。
そんな2人に感謝しつつ、そろそろ2人に頼っちゃダメだなとも思っていた。
今日も2人に声をかけられた。
「空羅~!今日どこ行く?」
「あのさ、2人とも、あたしもう大丈夫だょ?」
「え?だっていっつもぼーっとしてるじゃん。」
「でも、もう2人に頼っちゃダメだって思ったの。だから今までどおりにして?」
「そっか。分かった。流綺もだょ?じゃあ今日はもう帰ろうか」
「そーだな。帰るか」
「うんっ!」
その日、あたし達はいつもどおりに喋って帰った。