同じ空の下で
Second Time
飛騨クンとぶつかった日から何日か経った頃、あたしは洸流に
「飛騨クンのこと好きになっちゃったかもぉ~。」
なんて言ったことすら忘れて毎日を過ごしていた。
その日の昼休み、洸流が突然
「ねぇ~空羅。飛騨クンのアド聞きに行こう!!」
そう言われてあたしは洸流に好き宣言したことを思い出した。
「えっ!?いいよ。あたし見てるだけでいいもん。」
「そんなこと言ってたら他の人に取られちゃうよ。飛騨クン人気なんだから。」
そう言って洸流に強引に2‐Dまで連れて行かれた。
(あたし飛騨クンのこと本気じゃないのにこんなことしたら飛騨クンがかわいそうじゃん。)
そう洸流に言おうとしたら
「失礼しまぁ~す。飛騨クンいますかぁ?」
って洸流が飛騨クンのこと呼んじゃった。
(どうしよう。大変なことになっちゃったよ。)