同じ空の下で
にらめっこを始めてもう一時間がたっていた。
(はぁ~。寝よっかな。)
そう思ってベットに向かったとき、
――――bu~bu~bu~
携帯が鳴った。
あたしはびっくりして飛び跳ねた。
急いで携帯を手に取り画面をみると、
<飛騨クン>の文字が。
(よし!)
気合いを入れてメールを開く。
【なんでメールくれないんだよ。待ってたんだけど。】
(うそ!なんで待ってるの?)
ちょっと予想外のメールの内容にびっくりした。
【すいません。ちょっと昼寝してて。メールありがとうございます。】
とうって送信ボタンを押す。
送信してから2分、返事がきた。
【そうだったんだ。てか、なんで敬語なの?同い年なんだし普通タメじゃね?】
(それもそうか。なんで敬語なんだろう。)
【そうだよね。これからはタメで。】
【で、俺お前のけとなんて呼べばいい?空羅でいい?】