歪んだ愛の物語
ドアを開けると外は晴天で、
雲ひとつない空が広がっていた。

こんな日は、全て見透かされているような気になるからあんまり好きじゃない。

眉をひそめていると聞き慣れた声がした。

「りん、どーしたの。そんな顔して。
早く学校行こう?」

声のした方には、私の彼氏。
柊 明斗がいた。

「おはよう、明斗。
なんでもないから、行こっ!」
< 5 / 18 >

この作品をシェア

pagetop