歪んだ愛の物語
「りんっ、なにニヤニヤ笑ってんのよっ」
 
頬をつねられても笑っている私を見て
ほんとに変な子…なんて言ってたのは
聞かなかった事にしよう。

クラス表見に行くわよ、と連れて来られた場所には人、ひと、ヒト。

「頭おかしくなりそう…」
なんて冗談で言ったのに

「元からでしょ。」
なんて言い返してくる真緒を睨む。

「はいはい。そーやっても無駄。
あんた何かと可愛いのよ。」

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