チェーンメール
第1章 悪寒
俺の名前は真壁慎司高山高校1年だ。
自分で言うのもなんだが平凡な高校生だ。
特に得意なことも無いし部活にも入っていない。
色恋沙汰もさっぱり無く、清々しい程に
日常に変化のない生活を送っている。
現在俺は家からさほど遠くも近くもないちょうど良い位置に建っている高校に 向かっている最中である
?)「おーい慎司」
俺は声のした方向に視線を向けた
?)「俺を待たずに行くなんてひでぇじゃねえかこのやろう」
こいつの名前は五十嵐颯斗俺の親友だ。
切っても切れない腐れ縁ってやつだ。
天真爛漫でとにかくじっとしていることが出来ないタイプの人間だ。
こいつのせいで何度先生に怒られた事か…
颯斗)「おい慎司無視は良くないぜ無視は」
慎司)「颯斗…お前が朝からうるさいだけだよ」
颯斗)「うるさいだと?おいおいそれはひどいぜ慎司よ元気が良いと言ってくれよ」
慎司)「あーはいはい分かりましたよ」
颯斗)「おい慎司てめぇ今適当に流しただろ!?」
慎司)「気のせいだ」
颯斗といつもどうりの会話をしているといつの間にか学校に着いていた
颯斗)「だからよ!慎司最近俺につめたくないか!?」
慎司)「それはお前が一緒に学校行こうって言い出した本人のくせに毎日集合時間に10分以上遅れるからだ!」
颯斗)「うっ…それは悪いと思ってるが…」
?)「あっ!慎司じゃんおっはよー!」
慎司)「おう…おはようございます…」
?)「なんだ?調子でも悪いのか?いつにもまして元気がないね」
慎司)「あぁそうなんだ調子が悪いんだ…
だから今日は勘弁してくれ…」
?)「えぇー仕方ないなー今日は勘弁してあげるよー」
慎司)「すまない助かる…颯斗!早く教室に行くぞ!」
颯斗)「すっかり忘れられてると思ってたぞ!」
下駄箱から俺と颯斗は全力で教室まで走った。というのは理想で階段を駆け上がっている最中に捕まってしまうのが現実である。
?)「なんだー慎司元気じゃん♪これだったら私の分の課題も余裕でできるよね♪」
慎司)「お前な自分でやらないと自分のためにならないぞ!」
?)「んー別に私テスト慎司に点数で負けたことなく無い?」
慎司)「……分かったよ」
俺は渋々この女の暴挙に従った。
紹介が遅れたがこの女の名前は金剛御崎
俺とは別のクラスだが学年は同じで昔からの幼なじみである。
御崎)「うん♪それでよし♪」
このあと俺は御崎の課題をやり御崎に渡してやった。但し丸付けはしなかったから あいつはあとで先生に怒られるであろう。
昼休み
颯斗)「慎司ー今日学校終わったらどっかいって遊ぼうぜ」
慎司)「遠慮しときます」
颯斗)「何故丁寧語!?余計に傷つくから止めて!?」
慎司)「颯斗…俺は学校が終わったら速攻で家までダッシュで逃げて自分の部屋に籠城しなければならないんだ…頼む分かってくれ…」
颯斗)「御崎ちゃんに一体何をしたんだ?」
慎司)「ちょっとした報復をした」
颯斗)「ちょっとした報復で籠城までするのかお前は!?」
慎司)「颯斗よお前もあいつの運動能力は知っているだろ…おそらく俺の軽い報復を片づけてから速攻で俺に追いつくだろう」
颯斗)「俺のうちにくるか?」
慎司)「…いいのか?」
颯斗)「親友が困っているときに助けなくてどうするのだ」
慎司)「すまない助かる…」
颯斗)「そのかわりと言っちゃなんだが…」
慎司)「皆まで言うな分かっている」
颯斗)「本当だな?嘘ついたらローリングソバット100回決めるからな!」
慎司)「あぁ嘘はつかないさ」
俺は颯斗と約束をした。
かくまってもらう代わりにあるものを見せるという事を…
放課後
慎司)「行くぞ颯斗!」
颯斗)「おう!任せとけ!」
俺は全力で颯斗の家まで走った。
今回のは理想でも何でもないぞ?只御崎が俺の行き先を予想していて何故か俺らよりも早く颯斗の家の前に仁王立ちしていただけだ。ただそれだけのことだ…
御崎)「慎司はっけーん♪」
慎司)「颯斗頼む時間を稼いでくれ」
俺は隣の颯斗にしか聞こえないように伝えた。
颯斗)「時間を稼げっていうのは俺に死ねと言っているのか?」
慎司)「いや10秒で良い死ぬまで粘れとは言ってない」
颯斗)「その10秒が死に値するレベルなんだよ!」
慎司)「お前バカ!なに大声出してんだよ!御崎に聞こえたらどうする!?」
御崎)「何を聞かれたくないのかな~♪?」
慎司)「颯斗俺はこの場を一刻も早く離脱したい頼む3秒でいいから足止めを!」
颯斗)「3秒だな!お前3秒でいいって言ったからな!」
慎司)「颯斗任せた!!!」
俺は颯斗に御崎の足止めを頼み全力で駆け出した。
御崎)「あっれ~慎司逃げるんだ~つまり悪いことをしたという自覚があるっていうことでいいんだよね♪」
後ろから嫌な言葉が聞こえた気がしたが俺は足を緩めずに走りつづける。
颯斗)「御崎ちゃん少しでも長く此処にとどまってもらうよ!これは慎司との男のやくそグ!?」
御崎)「颯斗も懲りないね~お邪魔虫には手加減しないよ♪」
颯斗)「すまない慎司…俺はもう動けん…
だけど6秒足止めしたからな!約束はまもってもらうからな!」
慎司)「おれがにげきれたらな!」
颯斗)「おま!おい慎司!お前足止めだけで良いっていったぞ!」
慎司)「報酬の条件を伝えた覚えはないな!」
御崎)「そんな話してていいのかな~♪?」
慎司)「…あれ?おかしいな?肩に違和感があるぞ?なにがおこってるんだ?」
御崎)「現実逃避はやめとうよ慎司♪」
状況を整理しよう。
俺は颯斗を不正に利用しこの場からの離脱を考えた。しかし颯斗は6秒しか足止め出来なかった。そして俺と颯斗は叫びあいながらの会話をした。しかしその間俺は足を緩めた覚えはない。ではなぜ俺は捕まった?
慎司)「よう御崎…元気か?」
御崎)「うん♪このとおりバッチリ元気だよ♪」
慎司)「ソウカソレハヨカッタ…アハハハハ」
俺は乾いた笑みを浮かべた。
御崎)「それはそうとさ慎司なんで私から逃げたの?」
慎司)「いや~なんでだろヴッ!?」
御崎)「問答無用♪」
慎司)「カハッ…ごめんなさい」
突然だが御崎の身体能力について説明しよう。御崎はとてつもなく運動能力が高い。
つまりは走りながら話しても全く速度は落ちないしトップスピードのまま蹴りをかましてまたすぐにトップスピードに戻ることを可能だ。何よりも垂直跳びの高さが異常だ。俺はその垂直跳びによって身長の差を無くされて顔面に蹴りを喰らったのである。ちなみに慎司はローリングソバットを脇腹にクリーンヒットさせられていた。
御崎)「うん♪それでよろしい♪」
慎司)「颯斗…お前はいつもこれを喰らっていたのか…」
颯斗)「おい慎司約束を守る気はあるか?」
慎司)「あれ?おかしいな…颯斗お前さっきローリングソバット喰らって地面で呻いていたはず…」
颯斗)「いやー物を渡さない気かと思ったら回復したぜ!」
颯斗)「んでどっちなんだ?」
慎司)「分かった渡すから踵落としをするために足を高くあげるのを止めろ!?」
颯斗)「分かったぜ!しっかりとわたしてくれよ!」
慎司)「それでちなみになにを渡せばいいんだっけ?」
颯斗)「おいおい慎司よ人が悪いじゃねえか俺が頼むものは毎回御崎ちゃんの隠し撮りの写真だろ?」
慎司)「そうだったな今まで渡した中で一番過激なのはどんなだったけ?」
颯斗)「そんなのパンチラ一択だろ!」
慎司)「だとよ御崎」
颯斗)「しまった!慎司!お前はかったな!」
御崎)「慎司さっき隠し撮りって聞いたんだけどさどういう意味?」
慎司)「御崎のおやっさんが体育祭とかで撮った写真のことさ」
御崎)「な~んだそういうのか♪てっきり
本当の隠し撮りかと思って勢い余って蹴っちゃうところだったぞ♪」
慎司)「蹴ってから言うの止めて!?」
俺と御崎が喋っている間に颯斗が自宅に逃げ込もうとしていたが御崎にすぐに捕まっていた
颯斗)「御崎ちゃんこれには訳があるんだ!始めに交換条件で御崎ちゃんの写真を出してきたのは慎司なんだ!」
御崎)「変態が何を言っても聞く耳持たないよ♪」
俺は後ろを向き耳もふさいでこれから行われる惨劇を何も知らなかったで済ますことにした。少し経ってから
自分で言うのもなんだが平凡な高校生だ。
特に得意なことも無いし部活にも入っていない。
色恋沙汰もさっぱり無く、清々しい程に
日常に変化のない生活を送っている。
現在俺は家からさほど遠くも近くもないちょうど良い位置に建っている高校に 向かっている最中である
?)「おーい慎司」
俺は声のした方向に視線を向けた
?)「俺を待たずに行くなんてひでぇじゃねえかこのやろう」
こいつの名前は五十嵐颯斗俺の親友だ。
切っても切れない腐れ縁ってやつだ。
天真爛漫でとにかくじっとしていることが出来ないタイプの人間だ。
こいつのせいで何度先生に怒られた事か…
颯斗)「おい慎司無視は良くないぜ無視は」
慎司)「颯斗…お前が朝からうるさいだけだよ」
颯斗)「うるさいだと?おいおいそれはひどいぜ慎司よ元気が良いと言ってくれよ」
慎司)「あーはいはい分かりましたよ」
颯斗)「おい慎司てめぇ今適当に流しただろ!?」
慎司)「気のせいだ」
颯斗といつもどうりの会話をしているといつの間にか学校に着いていた
颯斗)「だからよ!慎司最近俺につめたくないか!?」
慎司)「それはお前が一緒に学校行こうって言い出した本人のくせに毎日集合時間に10分以上遅れるからだ!」
颯斗)「うっ…それは悪いと思ってるが…」
?)「あっ!慎司じゃんおっはよー!」
慎司)「おう…おはようございます…」
?)「なんだ?調子でも悪いのか?いつにもまして元気がないね」
慎司)「あぁそうなんだ調子が悪いんだ…
だから今日は勘弁してくれ…」
?)「えぇー仕方ないなー今日は勘弁してあげるよー」
慎司)「すまない助かる…颯斗!早く教室に行くぞ!」
颯斗)「すっかり忘れられてると思ってたぞ!」
下駄箱から俺と颯斗は全力で教室まで走った。というのは理想で階段を駆け上がっている最中に捕まってしまうのが現実である。
?)「なんだー慎司元気じゃん♪これだったら私の分の課題も余裕でできるよね♪」
慎司)「お前な自分でやらないと自分のためにならないぞ!」
?)「んー別に私テスト慎司に点数で負けたことなく無い?」
慎司)「……分かったよ」
俺は渋々この女の暴挙に従った。
紹介が遅れたがこの女の名前は金剛御崎
俺とは別のクラスだが学年は同じで昔からの幼なじみである。
御崎)「うん♪それでよし♪」
このあと俺は御崎の課題をやり御崎に渡してやった。但し丸付けはしなかったから あいつはあとで先生に怒られるであろう。
昼休み
颯斗)「慎司ー今日学校終わったらどっかいって遊ぼうぜ」
慎司)「遠慮しときます」
颯斗)「何故丁寧語!?余計に傷つくから止めて!?」
慎司)「颯斗…俺は学校が終わったら速攻で家までダッシュで逃げて自分の部屋に籠城しなければならないんだ…頼む分かってくれ…」
颯斗)「御崎ちゃんに一体何をしたんだ?」
慎司)「ちょっとした報復をした」
颯斗)「ちょっとした報復で籠城までするのかお前は!?」
慎司)「颯斗よお前もあいつの運動能力は知っているだろ…おそらく俺の軽い報復を片づけてから速攻で俺に追いつくだろう」
颯斗)「俺のうちにくるか?」
慎司)「…いいのか?」
颯斗)「親友が困っているときに助けなくてどうするのだ」
慎司)「すまない助かる…」
颯斗)「そのかわりと言っちゃなんだが…」
慎司)「皆まで言うな分かっている」
颯斗)「本当だな?嘘ついたらローリングソバット100回決めるからな!」
慎司)「あぁ嘘はつかないさ」
俺は颯斗と約束をした。
かくまってもらう代わりにあるものを見せるという事を…
放課後
慎司)「行くぞ颯斗!」
颯斗)「おう!任せとけ!」
俺は全力で颯斗の家まで走った。
今回のは理想でも何でもないぞ?只御崎が俺の行き先を予想していて何故か俺らよりも早く颯斗の家の前に仁王立ちしていただけだ。ただそれだけのことだ…
御崎)「慎司はっけーん♪」
慎司)「颯斗頼む時間を稼いでくれ」
俺は隣の颯斗にしか聞こえないように伝えた。
颯斗)「時間を稼げっていうのは俺に死ねと言っているのか?」
慎司)「いや10秒で良い死ぬまで粘れとは言ってない」
颯斗)「その10秒が死に値するレベルなんだよ!」
慎司)「お前バカ!なに大声出してんだよ!御崎に聞こえたらどうする!?」
御崎)「何を聞かれたくないのかな~♪?」
慎司)「颯斗俺はこの場を一刻も早く離脱したい頼む3秒でいいから足止めを!」
颯斗)「3秒だな!お前3秒でいいって言ったからな!」
慎司)「颯斗任せた!!!」
俺は颯斗に御崎の足止めを頼み全力で駆け出した。
御崎)「あっれ~慎司逃げるんだ~つまり悪いことをしたという自覚があるっていうことでいいんだよね♪」
後ろから嫌な言葉が聞こえた気がしたが俺は足を緩めずに走りつづける。
颯斗)「御崎ちゃん少しでも長く此処にとどまってもらうよ!これは慎司との男のやくそグ!?」
御崎)「颯斗も懲りないね~お邪魔虫には手加減しないよ♪」
颯斗)「すまない慎司…俺はもう動けん…
だけど6秒足止めしたからな!約束はまもってもらうからな!」
慎司)「おれがにげきれたらな!」
颯斗)「おま!おい慎司!お前足止めだけで良いっていったぞ!」
慎司)「報酬の条件を伝えた覚えはないな!」
御崎)「そんな話してていいのかな~♪?」
慎司)「…あれ?おかしいな?肩に違和感があるぞ?なにがおこってるんだ?」
御崎)「現実逃避はやめとうよ慎司♪」
状況を整理しよう。
俺は颯斗を不正に利用しこの場からの離脱を考えた。しかし颯斗は6秒しか足止め出来なかった。そして俺と颯斗は叫びあいながらの会話をした。しかしその間俺は足を緩めた覚えはない。ではなぜ俺は捕まった?
慎司)「よう御崎…元気か?」
御崎)「うん♪このとおりバッチリ元気だよ♪」
慎司)「ソウカソレハヨカッタ…アハハハハ」
俺は乾いた笑みを浮かべた。
御崎)「それはそうとさ慎司なんで私から逃げたの?」
慎司)「いや~なんでだろヴッ!?」
御崎)「問答無用♪」
慎司)「カハッ…ごめんなさい」
突然だが御崎の身体能力について説明しよう。御崎はとてつもなく運動能力が高い。
つまりは走りながら話しても全く速度は落ちないしトップスピードのまま蹴りをかましてまたすぐにトップスピードに戻ることを可能だ。何よりも垂直跳びの高さが異常だ。俺はその垂直跳びによって身長の差を無くされて顔面に蹴りを喰らったのである。ちなみに慎司はローリングソバットを脇腹にクリーンヒットさせられていた。
御崎)「うん♪それでよろしい♪」
慎司)「颯斗…お前はいつもこれを喰らっていたのか…」
颯斗)「おい慎司約束を守る気はあるか?」
慎司)「あれ?おかしいな…颯斗お前さっきローリングソバット喰らって地面で呻いていたはず…」
颯斗)「いやー物を渡さない気かと思ったら回復したぜ!」
颯斗)「んでどっちなんだ?」
慎司)「分かった渡すから踵落としをするために足を高くあげるのを止めろ!?」
颯斗)「分かったぜ!しっかりとわたしてくれよ!」
慎司)「それでちなみになにを渡せばいいんだっけ?」
颯斗)「おいおい慎司よ人が悪いじゃねえか俺が頼むものは毎回御崎ちゃんの隠し撮りの写真だろ?」
慎司)「そうだったな今まで渡した中で一番過激なのはどんなだったけ?」
颯斗)「そんなのパンチラ一択だろ!」
慎司)「だとよ御崎」
颯斗)「しまった!慎司!お前はかったな!」
御崎)「慎司さっき隠し撮りって聞いたんだけどさどういう意味?」
慎司)「御崎のおやっさんが体育祭とかで撮った写真のことさ」
御崎)「な~んだそういうのか♪てっきり
本当の隠し撮りかと思って勢い余って蹴っちゃうところだったぞ♪」
慎司)「蹴ってから言うの止めて!?」
俺と御崎が喋っている間に颯斗が自宅に逃げ込もうとしていたが御崎にすぐに捕まっていた
颯斗)「御崎ちゃんこれには訳があるんだ!始めに交換条件で御崎ちゃんの写真を出してきたのは慎司なんだ!」
御崎)「変態が何を言っても聞く耳持たないよ♪」
俺は後ろを向き耳もふさいでこれから行われる惨劇を何も知らなかったで済ますことにした。少し経ってから