【完】魅惑な藍の海の恋心色。
あっ、そ、そうだっ、謝罪……!
「あ、あの! こっ、こここ、この、度はわたしが、海人くんにけ、怪我をさせてしまい……。」
〝申し訳ありませんでした!!〟
……そう口を動かそうとして、目をぎゅっと瞑った瞬間
「せんせい、チョコレートはお好きかしら?」
……はい?
「へ……?」
目の前では三木くんのお母さん、もとい、奈緒さんが
ティーカップを2つ手に持ち、こっちを見て微笑んでいた。
あといつの間にかテーブルに置かれてるそれ……
「よかったら一緒にケーキでもいかが?」
け、ケーキ……ですか……?
あの、今わたし謝罪中だった気がするんですけど……。