【完】魅惑な藍の海の恋心色。





あっ、そ、そうだっ、謝罪……!



「あ、あの! こっ、こここ、この、度はわたしが、海人くんにけ、怪我をさせてしまい……。」


〝申し訳ありませんでした!!〟



……そう口を動かそうとして、目をぎゅっと瞑った瞬間



「せんせい、チョコレートはお好きかしら?」



……はい?



「へ……?」



目の前では三木くんのお母さん、もとい、奈緒さんが


ティーカップを2つ手に持ち、こっちを見て微笑んでいた。



あといつの間にかテーブルに置かれてるそれ……



「よかったら一緒にケーキでもいかが?」



け、ケーキ……ですか……?



あの、今わたし謝罪中だった気がするんですけど……。





< 173 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop