【完】魅惑な藍の海の恋心色。
「っ、あのーーー!!!!」
この空気に耐えきれず、たまらず声を荒げた。
「…………。」
「………………。」
わたしの声に驚いて、三木くんと奈緒さんはピタリと無言。
よかった……、ようやく静かになった。
それと同時に湧き上がる怒り
「まず三木くん!! お母さんに2人きりにするのが不安だの、頭がお花畑だのっ、失礼なことは言わない! わたしはこれでも大人だからっ、自分のことぐらい自分で判断できます!」
「は、はい……。」
「次に奈緒さん!! わたしともっと話がしたいと言っていただけるのは嬉しいですがっ、そんな無茶苦茶なわがままはいけません! あなたも大人なんだから、もっと親らしく落ち着きを持ってください!」
「……はぁーい。」