【完】魅惑な藍の海の恋心色。
「ふふっ……かわいーね、せーんせー?」
保健室いっぱいの色気を撒き散らして、そのまま楽しそうにわたしを弄る彼。
彼の名前は、三木海人(みき かいと)。
ここ、三菱高等学校の3年生。
…………なんだけど。
プチッ...
「み、三木くん!? い、いいい今……!!」
「うん? ちょっと動かないでね、今脱がすから。」
脱がす!?
て、ていうか……。
「ぶ、ブラを外さないでっ……!」
さっきの〝プチッ〟って音。
同時に感じた、圧迫感から解放されたわたしの胸……。
「なにって、外さないと触れないでしょ?」
「さ、触らなくていいの!!」
「気持ちくさせる、自信あるよ?」
「遠慮します!!」
三木くんをドアの方へと追いやって
仕切りのカーテンを閉めてから、外されたブラを元に戻した。
ゆ、油断も隙も無いんだから……!!