君の隣にいる意味を
凛のC組より一つ奥の自分のクラスに
入ろうとしていたら
ドンっ
「うぉっ!」
誰かにぶつかってしまった
しかも結構盛大に倒れてしまった私
「わ、すみません!え、立てる?」
と言われ見た先には
綺麗に茶色がかった長めの髪の毛
切れ長の目
決してかっこよくはない
うん、初対面の人にとても失礼だ
とゆーか目つき悪すぎでしょ
その割には結構声ふつーだし
そんなことを考えながら
「いや大丈夫です。
なんか大げさになってしまったみたい
でこちらこそごめんなさい」
さっさと立って自分のクラスに向かった
この時私は
男が呆然と立ち尽くしていることなんか
知る由もなかった