君とつむぐ恋の歌
2年4組
「えええぇぇぇ!? 林 達輝に告白されたぁ!?」
「ちょ、雛。声がでかいっ!」
「あ、ごめん。」
誰もいない教室。私は仲のいい雛に話を聞いてもらっていた。
「うわー!最高じゃん!!佳子‼︎
あの林君でしょ!? 王子じゃん!」
雛は興奮気味に私に詰め寄る。
「うん....。」
「ま、まさかOKしてないの!?」
「そのまさかです。」
「な、何してんの、あんた!!
は、はやくいってきなさいよ!!好きですって‼︎‼︎」
雛は私の肩を掴んでガゴガゴと前後に揺らした。
「だ、だって....。なんか、さ」