君とつむぐ恋の歌
2年4組




「えええぇぇぇ!? 林 達輝に告白されたぁ!?」



「ちょ、雛。声がでかいっ!」



「あ、ごめん。」





誰もいない教室。私は仲のいい雛に話を聞いてもらっていた。




「うわー!最高じゃん!!佳子‼︎

あの林君でしょ!? 王子じゃん!」



雛は興奮気味に私に詰め寄る。




「うん....。」





「ま、まさかOKしてないの!?」



「そのまさかです。」



「な、何してんの、あんた!!
は、はやくいってきなさいよ!!好きですって‼︎‼︎」



雛は私の肩を掴んでガゴガゴと前後に揺らした。




「だ、だって....。なんか、さ」



< 5 / 9 >

この作品をシェア

pagetop