君とつむぐ恋の歌
数学準備室





「はぁぁぁ。....俺マジで何やってんの...,,,。」



夕日がにじむ帰り際。

俺は数学教室である兄のもとを訪れていた。





「ああ?何が。」



兄貴が怪訝そうな顔でこちらを見る。

兄貴は半年前結婚して、新婚生活を満喫している。





.....正直、羨ましい。



対して俺は何をやっとるのやら。


長年の片思いについに限界が訪れ、俺は幼なじみの佳子に告白した。



のだが。



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