君とつむぐ恋の歌



「ありゃ、ないよな....。」





告白までは良かった。多分よかったはずた。




が。


「ぁぁぁーー。」


「うっわっ!いきなり椅子に座んな!‼︎コーヒーが溢れるだろ!?」



ピーピー喚く兄貴の声も右から左に聞き流し、自分の不甲斐なさに後悔しまくっていた。





.......逃げてしまう。怖くて。返事を聞くのが、そして終わってしまうのが。






おかげで佳子とは、全く会話ができていない。

イコール告白の返事も聞けていない。



思えば、俺のヘタレっぷりは自分でも嫌気がさすものだった。
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ワールドオンザスター
結亞/著

総文字数/2,270

恋愛(純愛)10ページ

表紙を見る
3分間の異世界旅行
結亞/著

総文字数/5,792

ファンタジー20ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop