公園であいましょう
佐倉くん、やばいんでないかい?
黒ぶちメガネで顔をかくし、目立つ訳でもなく
かといって蔑ろにされるわけでもなく、クラスの中にとけこんでいた
不思議な雰囲気の男子高校生だった君に、いったい何があったというのだろうか?
その笑顔、、、やばいです。
「委員長、時間だいじょうぶ?」
「あっ、もういかなきゃ。」
立ち上がった私を見上げ、佐倉くんは言った。
「また、逢おうよ。」
ドキン。
「ここで、待ってるから。逢える日は連絡をいれるよ。」
ドキン
ドキン
そうして、私達は、連絡先を交換した。