公園であいましょう

   「逢って、しゃべったり、買い物したり、遊びにいったり、愛し合ったり、、、。」

   「、、、あっ、、。」


 と言ったきりかたまる私に、待田さんはまた首をかしげると、


   
   「別にふつうのおつきあいだと思うけど、桂木さんはちがうの?」



 と聞いてきた。

  


   「いや、違うというか、なんというか、、、。」

   「彼氏いるんだ。いくつ?」

   「高校の同級生だけど、彼氏というか、、、。」

   「片思い?」

   「う、うん。そうかもしれない。」

   「なんか、モタついてそうだけど、恋してるんだ。」


 
 そういわれて、やっぱり頬が熱くなった。


   
   「そのう、、、恋してると、そのことで頭がいっぱいになって、
    仕事とか生活がおろそかになりませんか?」


 
 恥ずかしき持ちをぐっとおさえ
 私は、昼間から考えていたことを、待田さんに話した。
< 35 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop