公園であいましょう
「彼女は井倉くんとは組まないと思うよ。」
「は? それはどういう、、、?」
「言葉そのままの意味だけど。」
「俺じゃあ、役不足ということですか?」
俺は、城山さんと岩間さんの話しに割って入った。
「役不足とは言っていない。
ただ、君とは考えられない。」
「井倉以外なら、可能ということですか?」
おずおずと城山さんが聞く。
「それは、僕にはわからないね。
彼女がきめることだから。」
なぜだ、なぜ、俺だけが外される?
探るように強い視線で岩間さんを見るが、
その視線に気づかないかのように
岩間さんはこちらをみない。
城山さんはとまどった顔で俺と岩間さんを交互に見ている。
おれはぐっとこぶしを握ると
「なぜ、俺ではだめなのか、理由を教えて下さい。
おれは彼女の希望にそえるよう努力します。」
そう言いきった。