公園であいましょう
俺は、そのビルの脇道へ乗り入れ、そこにバイクをとめた。
しばらくして真っ暗だったビルの窓に明かりがともる。
明かりがともった窓を見つめながら、
おれはビルの正面まで歩いて行き、入り口をたしかめた。
ビルの入り口には、”岩間撮影スタジオ”の看板が掛かっていた。
これで委員長を乗せた車を運転していたのは、
岩間さんだとはっきりした。
頭のスミで、ひょっとしたら見間違いじゃないか
と思っていたが、そうじゃなかった。
なんだろう、、、気持ちが落ち着かない、、、
焦り、不安、、怒り?、、
自分でもよくわからな感情がわき上がって来る。
ビルの二階の窓から目をそらせないまま、
俺は、スマホをとりだすと、委員長の番号をおした。
トゥルルル トゥルルル
数回の呼び出しの後委員長が電話に出た。