公園であいましょう
「家、、、。」
「う、うん。今日は早めに帰ったから。」
「....................。」
「あの、佐倉くん、なんの用かな?」
「.....................。」
「佐倉くん?」
委員長に呼びかけられて、俺はやっと声をだした。
「ああ、何でも無いよ。」
自分の声なのに、どこかよそから聞こえてくるようだ。
何でも無いなんて嘘っぱちだ。
ぐるぐるうずまく感情にのみこまれて、
わけのわからない言葉を委員長に投げつけてしまいそうな気がする。
「佐倉くん、どうしたの?」
「何でも無い、悪かった。じゃ。」
「あの、佐、、。」
プツッ ツー ツー ツー。
俺は、委員長の言葉を全部聞かずに、終了ボタンを押した。