最強GIRL with 最強BOYS2
「降ろしてやってもいいけど周り見てみ?」
そう言われて周りを見ると、男子生徒たちがこっちをギロギロした目で見ていた。
―――しまった。ここが男子校だってことをすっかり忘れていたっ。
『お願いします速やかに連れて行ってください』
「了解ー。まー俺としては瑠那が泣きそうになりながら助けを求めてくるのも見たかったんだけどな」
バコンッ
こんの変態ジジイっ。
「まだジジイじゃねーっつの。それと男はみんな変態だ」
聞こえてたんかいっ!
『ねぇ、どこに向かってるの?』
「蛍のところだよ」
『今すぐUターンして保健室に戻って…』
「なーに、そんなに俺とチョメチョメしたいの?」
『んなわけねーだろ!しかも古いわ!!』
「なーんだ。まあ清く諦めるこったな」