復讐女
『俺が若頭になる事をよく思ってねぇ奴らか……』
「もしくは……次期組長として、よく思われてない……か」
『ってか、そもそも俺の事をよく思ってねぇって事だろう?』
「……そうですね…」
「調べるのは…大変っすね」
『くくっ……恨まれてなんぼの世界だからな……笑っちまう』
「接触してみますか?」
『ん……あぁ、忘れてた。真の店に20人くらい連れて飲んでこい……請求書は俺に回せ』
「えっ、いや……」
『豪快に飲んでこい、もちろん情報も取ってこいよ』
「……承知」
真との約束もあり
田辺を送り込めば
何かしら情報は掴めるだろう。
『藍原沙希に接触すれよ』
「承知」
田辺に頼み
俺はまた事務所へ戻り
仕事をこなすことにした。