復讐女
「それがね…隼斗さんと同じ名前だったの……」
くくくっ……そう繋がるか……
『俺がもう一人…いるのか』
笑っちまう……
「隼斗さん?」
『あ?……あー、ありがとうな』
『このことは誰にも言うなよ』
「はい、わかってます……その代わり…」
『お前の客になってほしいか?それとも、抱いてほしいか?』
女は頬を赤らめて
「んー、両方かな」
『悪いが俺はキャバクラには滅多にこねぇ、だから売り上げには貢献できねぇな』
「えーっ」
『気が向いて来ることがあれば、呼んでやるよ、それでいいか?』
「本当?やった。……あっ、もう一つの方は?ダメ?」
甘ったるい声……
まぁ…いい情報くれたし
ちょっと、口が軽いのがな……
『いいぜ、ただし…俺との事を話したら、お前は風呂場行きになるから、気をつけろ』
そう鼻で笑って言うと、少しだけ女の顔は青ざめた。
『まぁ、帰りまでに考えろ』
その話が終わる頃には
藍原沙希が部屋に来た