LOVE*CLOVER~青空ライン+α Limited Story~



「うわ~!最悪。



二ノ宮のおっちょこちょいでやり直しになったけど、絶対俺の引くなよ」



と言ってすごく嫌そうな顔をしながらあたしに袋を差し出してくる。



ここまで来たらあの人を引くしかない。



どうか、どうかあの人が出てきますように。



袋の中に手を入れてグルグル回しながら最後に入れた紙を当てる。



「これっ!」



あたしは取り出すと、そのまま開けずに萩原先輩に渡した。



萩原先輩は「まじ勘弁してくれ」と言いながら、4つ折りにした紙をゆっくり開いた。



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