LOVE*CLOVER~青空ライン+α Limited Story~
「萩原の知り合い?そう言えば妹いるって……」
「妹はもっと口うるさいヤツ。この子はその口うるさい妹の友達」
入学してからすぐに山下先輩にこんな近くでまた会えるなんて……。
グラウンドのネット越しに見た時とは全然違って見える。
「そうなんだ。萩原の妹の友達なんだね」
本当は初めてじゃないけど、初めて会ったのにも関わらずニコっと笑ってくれた山下先輩。
だけど、かっこよすぎてあたしは大変なことを口走ってしまったんだ。
「あのっあたし、二ノ宮杏です。サッカー部のマネージャーをやりたくてここに来て……
それであたし、山下先輩が好きなんです」