LOVE*CLOVER~青空ライン+α Limited Story~
5つめ*おまけ
キスの日(サッカー王子と同居中)
5月23日、所謂今日はキスの日。
いつも相ケ瀬くんのペースだから、この日を使ってあたしから仕掛けてみようと思います。
昼休み。
クラスでサッカー部のみんなとお弁当を食べていたはずなのに、いつの間にかクラスから消えていた彼。
なんとなく思い当たる場所が頭に浮かぶと、すぐに教室を飛び出した。
―図書室
「……失礼しまーす」
重たいドアを開けると独特なにおいで、薄暗かった。
足音を立てないように、中を歩くとテーブルに突っ伏して眠る姿を見つけた。
近くに行くとスース―と気持ちよさそうな寝息が聞こえてくる。
「んー」
彼は寝返りをすると横に顔を向けた。