LOVE*CLOVER~青空ライン+α Limited Story~
2つめ*センチメンタル*ガール
もしもバイト先ではなく学校で出会っていたら…
委員会が終わると、すぐに瀬戸先輩は教室から出て行った。
その背中をあたしは今日もらったプリントと筆箱を追って駆け寄る。
「瀬戸せーんぱーい!」
「…………」
でも彼は声であたしだと分かるのか、全然反応してくれない。
呼んでるだから、せめて振り返ってくれてもいいのに。
「もうっ!何で無視するんですか!!
あたし、ちゃんと先輩に用があったんですって……」
――やばい!!!