SPECIAL GAME
まー、もしお金を本当にくれるんだったら私は何をしてもいいけどね。


そんな軽い気持ちで私は物事を考えていた。




そして、いつもの毎日が始まった。

いつもとはキャバクラで親父たちとお酒を飲むこと。

「れみちゃん来てー」

「はーい!今行きます!」
れみは私の源氏名

適当にそばに行って笑顔で笑ってれば親父たちは金をくれる。

この仕事に抵抗はないし、反対する人もいない。


彼氏も…

友達も…

家族も…
私は全てを失った私はこれしかないから。

今は自分の給料40万円で頑張ってやりくりしてる。


高校だって行きたかった。

でも、そんな余裕がない私は年をごまかしキャバクラで働くしか方法はないし、そんな時間もない。



「うえええっ…」

お酒を飲んで、トイレで吐く…
それが私のキャバクラでの役割でもある。


こんな毎日の日々。



だから、少し刺激が欲しかった。
生きているという実感をする…

なにかを…
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