恋愛クズ系女子
学校からマッハで家に帰り

若干憂鬱な気分を全部押し込むため

ケータイを放り投げ ベッドに沈む

先輩と会うのは嫌じゃないんだ

むしろ好きなんだけど

こう、苦しいものがあるんだ

というのは、結局私は先輩に

都合のいい女としか思われていない

性欲を満たしたいときだけ呼んで

それ以外の時はLINEだってすごくそっけない

こっちからの会いたいはいつも否定

そんなもんだってわかってるよ

だけどたくさんの愛が欲しいんだ

抱き合ってる時に 可愛いって、言ってくれるのがすごく嬉しいんだ

そのときだけのリップサービスだなんてわかってる

リップサービスが嫌なら祐史くんと別れて

先輩に告白すればいいんだろうけど

フられるのは目に見えている

手っ取り早く性欲を満たせるから

そばに置いてるだけなんだって

私はなんだ、祐史くんからの

純粋な愛だけじゃ足りないのかな

なんて性格の悪い女なんだろう私は

いろいろ考えているうちに

すごく気分が悪くなって

そのまま寝てしまった
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