一冊の日記
ペラペラッ
紙のめくる音が室内に響き渡った。
痴漢野郎か…怖いな。
という事は女の子かな?
かわいそうだな…
そう思いページをペラペラとめくっていく。
すると、途中からノートは破られていた。
それもビリビリに…
「なにこれ…ひどい」
そうつぶやきノートをしっかりと見る。
破られた次のページにはこう書かれてあった。
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月 日
裏切られたんだ。どうして?
ねぇ。どうして?
だって私が好きでしょ?
嘘ゆわないでよ。
早く別れてよ。
どうせ遊びでしょ?
私が本命だもんね