【好きだから別れて】
「あのさ、慶太さんと別れてすぐってわかるけど俺と付き合わない?」
真剣に見つめる悠希の目。
凄く綺麗で、目を離すなんてできない。
例えるならメデューサ。
目が合い、石のごとく固まる身。
「えっ、早すぎじゃ…んっ!?」
戸惑うあたしには考える時間など与えてもらえず、悠希の顔が覆い被さり唇が重なった。
なのになぜかあたしは自然と目を閉じ、唇の感触に酔いしれた。
血が通ったあったかさ。
すごく艶っぽくて柔らかい唇。
さりげキスがうまい。
コイツ
女こなしてるかもしれない。
溶けそうだよ…
一人いいムードにふけりかけ悠希を感じていたら、悠希はクスクス笑い唇を離した。
「歩。酒くせえ~」
「なっ、ふざけやがって!」
馬鹿っぽさ丸出しでムードに飲まれていた恥ずかしさ。
あたしは悠希の頬を軽く叩き、キスした照れを隠すのに必死だ。
こんなに近いってだけでも恥ずかしのに騙すつもりが挙げ足をとられてる。
「なぁ、マジでだめ?」
「ん?」
「俺の女になって。だめ?」
「……へへっ」
「ダメ?」
「うん。いいよ」
迷ったフリをし、可愛い女を演じるズルイ女は悠希の告白を結局受け入れた。
真剣に見つめる悠希の目。
凄く綺麗で、目を離すなんてできない。
例えるならメデューサ。
目が合い、石のごとく固まる身。
「えっ、早すぎじゃ…んっ!?」
戸惑うあたしには考える時間など与えてもらえず、悠希の顔が覆い被さり唇が重なった。
なのになぜかあたしは自然と目を閉じ、唇の感触に酔いしれた。
血が通ったあったかさ。
すごく艶っぽくて柔らかい唇。
さりげキスがうまい。
コイツ
女こなしてるかもしれない。
溶けそうだよ…
一人いいムードにふけりかけ悠希を感じていたら、悠希はクスクス笑い唇を離した。
「歩。酒くせえ~」
「なっ、ふざけやがって!」
馬鹿っぽさ丸出しでムードに飲まれていた恥ずかしさ。
あたしは悠希の頬を軽く叩き、キスした照れを隠すのに必死だ。
こんなに近いってだけでも恥ずかしのに騙すつもりが挙げ足をとられてる。
「なぁ、マジでだめ?」
「ん?」
「俺の女になって。だめ?」
「……へへっ」
「ダメ?」
「うん。いいよ」
迷ったフリをし、可愛い女を演じるズルイ女は悠希の告白を結局受け入れた。