背伸びして、ちゅー。
opening
暗い部屋に、キーボートの音が響く。
カタカタと規則的に。
「ふぁぁぁ……眠い……んっと、ってぇぇぇ!?」
時計が示す時刻は凡そ5時。
確かに眠いはずだ。
「明日の朝起きれるかなぁ……」
新学期早々遅刻なんて許させるものでは無いだろう。
先生に怒られる可能性大。
怒られたらなんと言い訳しよう………
「言い訳の前に、きちんと起きれるように努力しなきゃ!!」
パチンと頬を軽く叩く。
軽くだったのに結構痛かった………
と言うか、こんなに煩くしたら皆起きて来ちゃうかも。
「ん~!!ユイちゃん、煩いよぉ…ふぁぁぁ。」
欠伸をしながら寝癖がビンビンに付いた髪を揺らし私の部屋のドアを開ける彼女。
名前は.有城瑠樹(アルキルキ)。
歳は17歳で高校2年生。
私と同い年だ。
「ゴメンゴメン、瑠樹ももう少し寝てな?」
「ううん、絵書く。」
「明日でもいいから。」
「……じゃ、そうする。」
まだ眠いらしくごしごしと目元を擦ると覚束無い足取りでリビングに向かう。
桃色のパジャマが愛くるしい……そう感じる新学期前の朝。
因みに、説明しておくとここはシェアハウス。
6人で暮らしていて、中には私の妹もいる。
紹介しておくと私、西円寺ユイ。
同級生の二人、有城瑠樹と桜サラ。
そして妹の西円寺神楽とその親友、蛍姶良。
それから3年生、倉田希。
中には彼氏持ちもいる。
「………彼氏なんて居ても良いこと無さそうなのになぁ……」
私の呟きは誰に聞かれることもなく消えた。
と言うか聞かれてても困る。
希さんになんか言われる。
あの人の彼氏自慢は正直に言うとしつこい。
でもまぁ、それほど相手のことが好きなのだろうけども。
だから、次の日になって転校生に恋をするなんて微塵も思いはしなかった。
カタカタと規則的に。
「ふぁぁぁ……眠い……んっと、ってぇぇぇ!?」
時計が示す時刻は凡そ5時。
確かに眠いはずだ。
「明日の朝起きれるかなぁ……」
新学期早々遅刻なんて許させるものでは無いだろう。
先生に怒られる可能性大。
怒られたらなんと言い訳しよう………
「言い訳の前に、きちんと起きれるように努力しなきゃ!!」
パチンと頬を軽く叩く。
軽くだったのに結構痛かった………
と言うか、こんなに煩くしたら皆起きて来ちゃうかも。
「ん~!!ユイちゃん、煩いよぉ…ふぁぁぁ。」
欠伸をしながら寝癖がビンビンに付いた髪を揺らし私の部屋のドアを開ける彼女。
名前は.有城瑠樹(アルキルキ)。
歳は17歳で高校2年生。
私と同い年だ。
「ゴメンゴメン、瑠樹ももう少し寝てな?」
「ううん、絵書く。」
「明日でもいいから。」
「……じゃ、そうする。」
まだ眠いらしくごしごしと目元を擦ると覚束無い足取りでリビングに向かう。
桃色のパジャマが愛くるしい……そう感じる新学期前の朝。
因みに、説明しておくとここはシェアハウス。
6人で暮らしていて、中には私の妹もいる。
紹介しておくと私、西円寺ユイ。
同級生の二人、有城瑠樹と桜サラ。
そして妹の西円寺神楽とその親友、蛍姶良。
それから3年生、倉田希。
中には彼氏持ちもいる。
「………彼氏なんて居ても良いこと無さそうなのになぁ……」
私の呟きは誰に聞かれることもなく消えた。
と言うか聞かれてても困る。
希さんになんか言われる。
あの人の彼氏自慢は正直に言うとしつこい。
でもまぁ、それほど相手のことが好きなのだろうけども。
だから、次の日になって転校生に恋をするなんて微塵も思いはしなかった。