復讐


まぁ、
そんなこともあったけど今日は柊の車でどこかへ行くことになった

柊が車を持ってるってはじめて知ったからビックリしながら助手席に乗りふと疑問に思ったことを聞いてみた

「ねぇ、柊どこに行くの」

って聞くと柊が

「秘密」

と言われた

どこにいくんだろうな~?っと思ってると少し眠くなってしまってウトウトしててしまった


「…………か…あ、…か」

んー誰~?

寝ぼけながらそう思ってると

「明日香、着いたぞ」

柊の声がはっきり聞こえた

「ん…どこ?」
窓から見える景色が青かった

「車から出たらわかる」

柊に言われた通り
車から降りると目の前に広がった海が見えた

「海…きれー」

「だろ?」

私がこぼした声に柊が言った

「うん!!私、あっち行ってくる」

私は柊に返事をして
海の方を指差しながら柊の返事も聞かずに走った

「ちょ、待て!明日香」

柊の声が後ろから聞こえたけど私は久しぶりに来た海に興奮して走る足を止めなかったけど急に方を誰かに捕まえられた

「あっれ~
めっちゃ美人ちゃんがいる~」

とヘラヘラしたしゃべり方をした男に話しかけられた

「なにかご用ですか?」

私は男に話しかけると

「ん~ご用?
あるある!君に!!」

…チャラい…………

「私はないです」

率直に言う私に男はめげずに話しかけ続けた


「そういうこと言わないで~
ほら、来た来た
おーい!こっちだ!!」

男は急に誰かに手をふりはじめた
私も視線を動かして周りを見るとチャラい男の集団がやって来た


「友達が来たなら私に用はないですよね?じゃ」

私は言うだけいってその場を離れようとしたがチャラい男たちに囲まれてしまって前に進めなくなった

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