復讐
しばらく海を見たり
裸足になってスカートの裾を持ちながら海に入ったりしてると
柊に声を呼ばれ駆け足で柊の所に行った
「どしたの?柊」
「明日香」
「うん?」
私は首をかしげながら柊の言葉を待つ
「明日、復讐だろ?」
「うん…」
柊の問いかけに少し気まずくなって小さめの声で答える
「それが終わったら…
明日香…俺と結婚してほしい」
終わったら…………?
その先を聞いて私はパニックになった
…………へ?
私の聞き間違い??
け、けっこん?
結婚!?
「え…
柊今、結婚って言った?」
「あぁ」
柊がうなずく
「で、でも私と結婚してもいいこと無いかもよ?後悔するかもよ?
だって今まで復讐しか考えてこなかった私だよ?
こんな醜い心の私なんて一緒にいてもいいの??」
私は柊に質問ばっかりした
「俺は後悔なんかしない
反対に明日香がいない未来なんか興味がない
明日香、前言っただろ?
復讐が生き甲斐だと…………だから、復讐が終わって明日香の生き甲斐がなくなったら
俺のために生きてほしい…………
俺は明日香がいなくなったら
多分生きていけない…………
だから、
これからは俺の支えになってほしい…
もう一度言う…………
俺と結婚してくれ」
最後の方は柊が少し震えているのがわかった
こんなにも柊は私を愛してくれる…………