復讐

「じゃあ、今日はよろしくお願いします

浩基は手を出さなくていいからね
後ろで待ってるか車にいて……怪我をするから」

栄さんにお願いをして浩基の方に向き直り言った

「なんでだよ
そもそも俺のことだろ?手伝わせてくれ」

「その気持ちだけでいいから…………

…………栄さん、柊…行くぞ」

「「はい、お共いたします」」

「お、おいっ」


これ以上言ってもきりがないと判断して浩基の言葉を無視し
無理矢理会話を終わらせ二人に声をかけた

二人は声を揃えながら私の一歩前に出て歩き始める

ギィーーーッ

とさびれた音をたてながら倉庫の扉を二人が開けると

「「「「誰だっ!!」」」」

殺気のこもった何人もの声が辺りがら叫ばれた

「………こんにちは暴走族さん

私たちここを潰しに来ました」

最初は言葉遣いを正しくして話すと


「たかが3人でなんいっとるんだよ!」

誰かがそんなことを言うと

ハハハハハハッ

次は笑い声が周りから聞こえた
回りを見渡し
顔を見るとクスリをやっていたらしく
目の焦点があっていない男達がいた

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