復讐
それからは
俺は姉ちゃんの無実を訴えかけるのをやめた
無駄だと幼いながら俺は痛感した………
母さんはそんな俺に毎日姉ちゃんのことを俺に話す
勿論、いい話のはずはなかった
家では母さんの愚痴………
学校では犯罪者の弟としてハブられ、いじめられた………
近所でも腫れ物のように扱われた…
唯一の頼りになるはずの
父さんは仕事をやめ、家にずっと引きこもり状態………
俺は中学に上がると荒れ始めた
こんな生活に疲れた………
なら、
自分の好きな生き方をしようと思った
ガラの悪い奴等とつるんでは学校をサボり、喧嘩の毎日…
母さんはなにも言わなかったが俺が気づいた頃には鬱状態になっていた
そんな家族を見ていた父さんが
今ある貯金で引っ越そうといい始め俺たちは引っ越した………
周囲から逃げるように