復讐
静さんでもわかるぐらい尾崎組は有名なのだ


「えぇそうよ」

「ちょ、待ってよ
じゃあ本当に基さんは…クビになったの!?

お願い!!クビにしないてちょうだい
取り消して!!」

静さんが私にすがる

………でも、そんなの私の知ったこっちゃないわ

ていうかこれが私の復讐のうちの1つ

「取り消すなんかできないな

あんたらはそれだけの事を私にしたんだ
私にした過ちと相応な罰を与えただけ……」


若頭モードで話すとビクッと肩が揺れる静さんに

「あぁ、それと
貴女達はここの県から追放にする

ここにら一帯に住むことを禁じ、県外ですんでもらう

心配はいらない…………私の方で貴女達の住む家を手配するから
一ヶ月以内にここから出ていけ

私があの事件の前まで育ててくれた温情があるからな……それぐらいはしよう」

冷ややかに笑いながら言った

「冗談じゃないわよ!
ここに住むのにあんたなんか関係ないじゃない」

顔を真っ赤にしながら静さんが私に向かって叫ぶ

「ここは私達
尾崎組のシマだ

それにシマの管理は私が任されている
だから、私の言うことに従ってもらう…
まぁ、私の言う通りに出ていかなかったらどうなるか…………わかってるよな?」

少しの殺気を出しながら言った


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