復讐

「ねぇ、柊どうしてここに来たの?」

私が言うと

「決まってるだろ?
組長に結婚を許してもらえたんだ
指輪を買おうと思ってな」

柊が当たり前だろ?みたいな顔で言ってきた

「えぇ!?別にいいよ買わなくて」

「遠慮するな
ほらっ、好きなの選んでこい」

ポンッとその言葉と同時に、背中を押され私は指輪を選びぶことにした

でも、指輪といっても種類がたくさんあって何にすればいいのかわからないでいた

いつもは柊やお母さん達に選んでもらっていたから迷っていると
1つの指輪が目に留まった

プラチナのペアリングで
女性のものは
リングの表面に形の違うダイヤモンドがバランスよく埋め込まれている

男性のものは
小さなダイヤモンドが控えめに埋め込まれたデザインだった

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