復讐

会計を済まそうと私達はレジの方に向かった

私も半分ぐらいならお金を出せると思っていると柊が財布からカードをとりだし
さっさと会計を済ましてしまった

「柊、私も措かね出すよ?」

と言うと

「出さなくていい

こんな時ぐらい俺に任せろ」

そういってくれた

“こんな時ぐらい”って………
柊はいつも出掛けるときは私にお金を出させたことがないのだ

出すっていっても私より先に会計を済ませてしまっているから少し申し訳なく思ってるのに………

私は一人そんなことを考えてると

「きにするなよ
俺が好きでやってることだ」

頭を軽く撫でられながら柊が話す

「う、ん………
じゃ今度私に何かに奢らせてね」

まだ、
諦めていなかった私はご飯ぐらいなら柊も奢らせてくれると考えて言う

「わかった
楽しみにしてる」

笑顔で返事をしてくれた柊に私が満足してると

「お客さま
大変お待たせいたしました

こちら商品となります」

スーツを着た男性が指輪が入った箱を渡してくれた


「あ、はい
ありがとうございます」

その箱を私が受け取りお礼を言ってから柊と車がある駐車場に行く

< 227 / 321 >

この作品をシェア

pagetop