復讐
「敦になに言われてなんだ?」
と部屋に向かう廊下で柊が聞く
「別に大したことじゃないよ
私と柊がラブラブだって言われたの
少し恥ずかしかったよ~」
ハハッ
と照れてるのを隠しながら言った私に
「そうだったのか」
その一言が帰ってきた
「うん
そうだよ~」
「結構、指輪ってのは目立つものだな」
私が答えると違う話題を柊がふってきた
「そうだね
私は最初お母さんに気づかれたよ」
「さすが姐さんだ
そういうところよく気づくな
まぁ、敦も気づいたがな」
そうなんだよね~
敦が気づかなかったら周りにいた組員たちは絶対に気づかなかったと思うしね
「敦は
細かいところによく気づくからね~」
「だな
でも、指輪をしてると
明日香は俺のだと認識されるし
悪い気はしない」
さらっとすごいこと言ったよ!
でも、嬉しいって思う私は変かな?
ふふっ
“俺の”
だって~
「指輪がなくてもだよ!
でも、ペアリングだしね
2つで1つって感じがするのは嬉しいね」
「わかってる
そんなに喜ぶんだったら買ったかいが
あったな」
そんなことを話してるとすぐに柊な部屋について私はベッドでゴロゴロしてた
柊はずっとパソコンをさわっていた
私に画面の方が見えないようにしてるからなに調べてるんだろう?
と思ったけど急激に睡魔が襲ってきて
私はそのままベッドで寝てしまった