復讐

一人の男が私にナイフを持ちながら
向かっきた

狙いは私の腹だ…
丁度、内蔵のある場所をな

私はそれをギリギリで避ける

まさか避けるとは思っていなかったのか、男は一瞬だけ動きを止めた

それを私は見逃さずに男のがら空きだった鳩尾に向かって蹴りを食らわす

男はすぐに倒れた

だが、一人倒したところで周りはまだ組員たちが沢山いる

「はぁ、めんどくさい」

ボソッと呟く

まぁ、周りには聞こえなかった
みたいだけど次々と一斉に私の方に組員が来た

銃を持っている奴もいたが私は撃つ暇を与えず急所を狙い素手で倒す

「おいっ
お前らの若頭はどこに逃げた……?
居場所を教えろ」

倒れている一人の男に私はしゃがみこんで問いかけた


「お前なんかに教えるかよっ!!」

まだ、意識がはっきりあったのか
私に怒鳴ってきた

「そう
教えてくれないの…」

スッと私は立ち上がり男に蹴りをいれた

「なら、お前には用はない」

気絶した男に吐き捨てる

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