復讐
「思ったより、大河は腐ってなかったね
良い組になると良いけど」
もう私は若頭モードを辞め普通に柊に話しかけた
「あぁ……
大河も最後は真っ直ぐな目になってたな」
柊も敬語を辞めて普通に話す
「うん
でも、これからが大変だよね
組長をどう説得するのか
最悪……」
私はそこで口を閉じる
組長を説得するのは難しいだろう……
少し大河の話を聞いた通りだと相当な外道だ………
多分説得は無理かもしれない
最悪………組長の地位を大河が奪うしかない
永崎組で内部分裂が起こる………
その為に私が力を貸す
「大丈夫だろ……
今の大河ならな」
ふふっ
柊が一人の男にそこまで言うのは珍しいな
「だね
大河が正統派の極道として組長に立つ日が早いと良いね」
私はそう言って家に帰るために車に乗った
復讐が終わって………
大河という人物に会い……
私は今日の出来事を振り返りながら眠ってしまった