復讐

「「ただいま」」

と二人かぶって言うと

近くにいた組員さんたちが

「「「お帰り!」」」

挨拶を返してくれた

そんな些細なことが嬉しくて1人はにかんでいると

「お帰りなさい明日香!
ご飯の準備手伝って」

パタパタと小走りで走ってきたお母さんがわたしにそういい私は台所へ向かった


「綺麗な台所…」

私は最初に台所を見た感想はそうだった

とても広くだけどちゃんと手入れがいきとどいたピカピカの空間だった

「ふふっ
ありがとうここは私のお城だからね
綺麗にしてるのよ~」

とお母さんはいいながら
てきぱきと料理の準備を始めていた

「なにすればいいの?」

と聞くと


「そうね~
じゃあお味噌汁をつくってもらえる?
結構多目に作ってね」

「わかった」

私は答えてから冷蔵庫を見た

ちょうど
豆腐とワカメがあったから定番の味噌汁を作ることにした

とっても大きい鍋に水をはって結構時間が掛かったけど我ながらうまくいった味噌汁が完成した

最後にお母さんに味を見てもらうと

「……うん!
味噌もちょうどいいし美味しいわ」

と言われたから嬉しかった


「料理上手じゃない明日香!」

「ありがと!
昔は料理とか沢山やってたから
よかった~ちゃんとできて!!」

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