復讐
「それで
そいつらは今、隣の県にいることがわかった
明日香はこれからどうする?」
お父さんは真剣な顔で私に問いかける
「そんなことは決まってるよ
お父さん……
私はあいつらに復讐する
調べてくれてありがとう」
「そうか
俺達はお前に協力する
だが、明日香…後悔するんなら今のうちにやめることを俺は進める」
お父さんが心配そうに言う
「ううん
私は絶対、後悔なんてしない
やっとこの時が来たの……あの日からずっと待ち望んでいた復讐ができる」
最後の方は自分に言い聞かせるように私は話した
「それなら俺はとめない
いつ、行くんだ?」
「……明後日に」
行く日は早い方がいいと思い、
明後日にした
「わかった」
お父さんの返事を聞いて私は部屋を出た