闇愛


廊下を歩いてる途中に窓の反射で映った自分の姿を見る。



さっきの男に透き通っている目と言われた目は本物ではなく、カラコン。



一度も染めたことがない黒い髪はそのままだが、

濃いメイクは学校にいる時しかしない。



顔に張り付いたような作った笑顔。



でも、


だれも作り笑顔だなんて気づかない。


普段より一つも二つも高い声で誰にでも愛想よくしてれば…



第二の私の出来上がり。

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