闇愛


「なぁ、"陽炎"ってゆうチーム知ってっか?」



闇の中に溺れて行く前に
大きな手が目の前に差し伸べられた。



「…っ!!おい!
椿こんな女に教えるのか!??」



銀髪が汚物をみるかのように私を睨む。



陽炎…?

チーム…?


「…知らない。」



ふっ と軽く笑うと椿は


じゃあ教えてやる。


と私の手を引っ張った。
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